屋根塗装工事の、折板屋根・スレート屋根の最適なメンテナンス方法について
藤岡商事㈱では、栃木市・佐野市・小山市・野木町・足利市・板倉町・館林市を中心に、屋根の塗装工事やカバー工法、葺き替えなど、建物の状態に最も適したご提案を行っています。
屋根はお住まいの中でも特に傷みやすく、気づかないまま劣化が進行しやすい場所です。適切なメンテナンスを行わなければ雨漏りや構造躯体の腐食につながるため、早めの判断が何よりも重要になります。
今回は、当社が実際に行っている工事事例をもとに、
①鉄製折板屋根の塗装で重要となるポイント
②スレート屋根の「塗装」か「カバー工法」かを判断する基準
について詳しく解説いたします。
■ 鉄製「折板屋根」の塗装工事
折板屋根は、工場・倉庫・アパートなどで広く使われている金属屋根で、耐久性が高い一方、鉄のためサビが発生すると一気に劣化が進むという特徴があります。藤岡商事では、折板屋根のメンテナンスでは「ボルトの状態」を特に重要視しています。
● ボルト部の劣化は雨漏りの大きな原因
折板屋根は、屋根材をボルトナットで固定しており、その頭を保護するために専用キャップが付いています。
しかし、このキャップは寿命が10〜15年程度。
経年劣化するとキャップの隙間から雨水が侵入し、内部のボルトがサビて膨張、やがて雨漏りにつながります。
実際に当社が現地調査したアパートでは、屋根上に600個以上あるボルトキャップの多くが劣化しており、内部のボルトがサビて傷んでいました。キャップはメーカーごとに構造が異なるため、一度取り外して製品仕様を確認し、正しい交換方法を判断する必要があります。
藤岡商事では、
- 全ボルトの状態確認
- メーカー仕様に合わせたキャップ交換
- 必要に応じたボルト・ナットの全交換
を行い、そのうえで塗装工程に入ります。
● 塗装は「下地処理」が命
折板屋根の塗装は、以下の工程を徹底します。
- 脆弱塗膜の全剥離(ケレン作業)
剥がれかけの塗膜を残して塗装すると、新しい塗膜が早期に浮く原因になります。 - サビ落とし・目荒らし
鉄部の塗装はサビ落としが最重要。ここで手を抜くと持ちが半減します。 - 鉄部専用の錆止め塗装(下塗り)
- 中塗り・上塗りの2工程仕上げ
折板屋根は紫外線の影響を受けやすく、また屋根面温度が非常に高くなるため、鉄部専用塗料での仕上げが必須です。
● 安全面を考慮した適切な工事提案
パラペット部分の塗装が必要な場合でも、足場が無い状態では屋根から身を乗り出すような危険な作業となります。
藤岡商事では無理な施工は行わず、
「外壁塗装のタイミングで足場を組む際に一緒に工事した方が安全で経済的です」
といったご提案も積極的に行います。
■ スレート屋根は「塗装できる屋根材」と「塗装できない屋根材」がある
栃木エリアの住宅で最も多い屋根材がスレート屋根です。
しかし、すべてのスレート屋根が塗装できるわけではありません。
● パミール・コロニアルNEOは塗装ができない
この2つの屋根材は、数年で層状剥離を起こし、歩くだけでパリパリ割れてしまうほど脆くなる特性があります。
そのため、
高圧洗浄 → 割れる
足場の上で移動 → 割れる
塗装後 → 基材が割れれば結局雨漏り
といった状態になり、塗装工事自体が成立しません。
藤岡商事では、過去の多数の施工経験から、
パミール・コロニアルNEOと判明した場合は、最初からカバー工法をご提案します。
もちろん、無理に高額工事をすすめるわけではありません。
むしろ、塗装で済ませようとして途中で割れが発覚すると、
- 洗浄代
- 下塗り代
- 足場代
などがすべて無駄になり、施工費用が二重にかかってしまいます。
● 現地調査+図面確認+インターネット検索の併用を推奨
お客様がご自宅の屋根材を知らないケースも珍しくありません。
図面に「コロニアルNEO」と書かれていても、その意味が分からない方がほとんどです。
そのため藤岡商事では、
- 屋根材の正式名称
- 過去の不具合データ
- 塗装が不可な理由
を丁寧にお伝えしつつ、
「念のため、屋根材名で検索して客観的に確認してみてください」
とご案内しています。
インターネットやAIなどで情報収集することで、業者任せではなく「納得して工事を選べる」ことが大切だと考えています。
■ 藤岡商事㈱が選ばれる理由
当社にご依頼いただくお客様は、
- 以前の工事品質を評価してくださるリピーター様
- 公式サイト・ブログを見てご連絡をくださる新規の方
が多く、信頼と実績を積み上げてきました。
藤岡商事は「施工品質を最優先にする会社」です。
屋根の状態を誤魔化して安価な工事をすすめることは絶対にいたしません。
お客様の予算に合わせつつ、
“本当に必要な工事だけを”
“正しく判断し、最適にご提案する”
これが藤岡商事の姿勢です。
■ 屋根塗装は建物を守る“最前線”
屋根は、雨・紫外線・風・砂埃など、日々過酷な環境にさらされる場所です。
だからこそ、
- 適切な時期の塗装
- 屋根材に応じた正しい工事選択
- 安全面を重視した施工
が建物の寿命を大きく左右します。
折板屋根のボルト交換やスレート屋根のカバー工法など、状況に応じた最適な選択を行うことが、雨漏りや腐食の防止につながります。
藤岡商事では、お客様の建物を長く守るために、
正しい診断・確実な施工・丁寧な説明
を徹底しています。
屋根工事でお悩みやご不安がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
お住まいに最適な工事方法を、専門家としてわかりやすくご提案いたします。
